
カンボジア・シェムリアップから車で約1時間〜1時間半。密林に覆われた巨大な廃墟、それが**ベンメリア遺跡(Beng Mealea)**です。
崩壊した石造建築を大木の根が覆い、苔むした姿は、まるで映画のワンシーン。特に日本では、スタジオジブリの名作『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせると評判で、訪れる人々を魅了しています。
2026年のカンボジア旅行で、この神秘的な「秘境寺院」を存分に楽しむための情報を、ツアーの選び方や訪問のコツとあわせて徹底解説します。
ベンメリア遺跡とは?「東のアンコール」と呼ばれる廃墟の魅力
- 建造時期: 12世紀前半、アンコール・ワットと同時代
- 建設者: スーリヤヴァルマン2世
- 特徴: アンコール・ワットと似た建築様式 → 「東のアンコール」と呼ばれる
他の遺跡と異なるポイント
- 修復されていない姿がそのまま残る
- 巨大な樹木とツタが石壁に絡みつく「自然との融合」
- 崩れた石の上を進む「探検気分」
- シェムリアップ中心部から離れた「静寂な空間」
「天空の城ラピュタ」のモデル説は本当?
公式に「モデル」とされた記録はありません。映画公開(1986年)は遺跡一般公開(2000年代)より前だからです。
しかし、
- 巨石に絡みつく樹木
- 崩壊と再生を繰り返す自然の力
- どこか「ロボット兵」を思わせる石像
これらが訪れる人々にラピュタを連想させるのは間違いありません。
2026年版|ベンメリア遺跡ツアーの選び方
② 1日周遊ツアー(周辺遺跡とセット)
- 定番コース
- ベンメリア+バンテアイ・スレイ(「東洋のモナリザ」)
- ベンメリア+コー・ケー(ピラミッド型寺院)
- ベンメリア+三大遺跡(アンコールワット、アンコールトム、タプローム)
- 所要時間: 丸一日(8時間以上)
- おすすめ: 遠方遺跡をまとめて巡りたい方
オスメスツアー一覧
アクセス・移動手段
| 移動手段 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| エアコン付き車 | 約1〜1.5時間 | 快適、複数人でも利用しやすい |
| トゥクトゥク | 約1.5〜2時間 | 風を感じながら移動。開放感があるが暑さや埃対策が必要 |
観光基本情報(2026年版)
入場料
- アンコールパス(共通券): 1日 $37 / 3日 $62 / 7日 $72
- 単独チケット: ベンメリアのみ $10
👉 複数の遺跡を巡るなら「アンコールパス」が断然お得です。
ベストな訪問時間
- 早朝(7:00〜9:00)
涼しく観光客が少ない。朝日が差し込む光景は神秘的です。
持ち物・服装
- 歩きやすい靴(必須): 崩れた石が多いため
- 虫よけスプレー: 密林地帯のため蚊が多い
- 水・飲み物: 遺跡周辺に売店は少ない
- 帽子・日焼け止め: 特に日中観光では必須
まとめ
ベンメリアは、修復されないまま自然と共存する唯一無二の遺跡。まるで「天空の城」に迷い込んだような感覚を味わえます。
2026年のカンボジア旅行では、この神秘的な寺院を訪れ、冒険心を満たす特別な時間を体験してください。



