要点まとめ（最初に結論）
- アンコールワットの国：カンボジア
- 所在地：シェムリアップ州（シェムリアップ市中心部から約6km）
- 世界遺産：アンコール（1992年登録）を構成する中心寺院
- 建立：12世紀前半／スールヤヴァルマン2世（当初はヒンドゥー教、後に仏教化）
- 観光の拠点：シェムリアップ市（ホテル・飲食・ツアーが集中）
アンコールワットは「どこの国」？地図と基本情報
アンコールワットは東南アジアのカンボジアにある寺院建築群の中心寺院です。首都プノンペンの北西、観光都市シェムリアップを拠点に訪れます。
- 国名：カンボジア王国（Kingdom of Cambodia）
- 都市：シェムリアップ（Siem Reap）
- 距離感：シェムリアップ中心部→アンコールワットまで車で約15–20分
- 世界遺産名：アンコール（登録年：1992）
- 宗教・様式：クメール建築の最高傑作。ヒンドゥー寺院として造営→のちに上座部仏教の聖地へ
迷ったら「シェムリアップ＝拠点、アンコールワット＝郊外の遺跡エリア」と覚えるとスムーズです。
行き方（日本・近隣国→シェムリアップ→遺跡）
- 海外→シェムリアップ
- 主要ハブ（バンコク、ホーチミン、ハノイ、クアラルンプール、シンガポール等）から乗継が便利。
- 空港到着後は市内ホテルへ移動（車で50分–1時間程度）。
- シェムリアップ市内→アンコール遺跡群
- トゥクトゥク／車：所要15–20分。半日～1日貸切が一般的。
- ツアー：朝日・夕日・主要遺跡を効率良く回れるため初訪問はツアー推奨。日本語ガイド付きなら解説量が段違いです。
※遺跡入場にはアンコールパス（1/3/7日券）が必要。別売・遺跡エリア外で購入します。
ベストシーズン＆服装
- 乾季（概ね11～3月）：晴天率が高く観光向き。ピークは年末年始～2月。
- 暑季（4～5月）：酷暑で体力を奪われやすい。早朝観光が鍵。
- 雨季（6～10月）：スコールはあるが緑が濃く、苔むした遺跡が美しい。混雑も比較的緩やか。
服装・持ち物
- 肩・膝を覆う服（寺院礼儀／第三回廊など規定あり）
- 日差し・暑さ対策（帽子、薄手の長袖、こまめな水分補給）
- 滑りにくい靴（段差・急階段・砂地対策）
初めてでも外せない見どころ
- アンコールワット本堂：回廊のレリーフ（乳海攪拌など）は必見
- 朝日鑑賞：参道前の池から逆さアンコールを狙うのが定番
- アンコールトム（バイヨン寺院の微笑みの四面塔）
- タ・プローム：ガジュマルに覆われた遺跡の“ジャングル感”
- バンテアイ・スレイ：ピンク砂岩の細密彫刻が圧巻
よくある質問（FAQ）
- アンコールワットはどこの国？
- カンボジアです。観光拠点はシェムリアップ。
- アンコールワットは都市名？寺院名？
- 寺院名です。周辺一帯の広大な遺跡群は**「アンコール遺跡群」と総称され、世界遺産名は「アンコール」**です。
- 何日あれば回れますか？
- 最低1日でハイライト、2～3日で主要遺跡＋朝日・夕日までじっくり。アンコールパスの3日券はコスパが良く、雨天時の予備にも。
- 治安は？
- 観光地としては比較的落ち着いていますが、スリ・置き引き対策（貴重品分散・チャック付きバッグ）や夜間の一人歩き回避など基本の安全対策は必須。
- 子連れでも楽しめる？
- OK。午前中メインで無理なく回る、トイレ・水分を確保する、階段の多い遺跡は選定するなどプラン設計がポイント。
旅行計画のコツ（プロ目線）
- 日の出・日の入りを軸に動線を設計（朝はアンコールワット、昼は木陰の多いスポットへ）
- 遺跡間の移動時間を短縮：市内→遺跡→市内の往復を減らす貸切車／ツアーが効率的
- 第三回廊（中央塔上層）は人数制限・服装規定あり。早めの列並び＋身軽な装備で
- 雨季は滑り対策の靴、乾季は防塵対策のマスクやサングラスも有効
近郊でセット訪問に最適な遺跡
- アンコールトム（バイヨン／象のテラス）：アンコールワットと並ぶ二大看板
- タ・プローム：写真映えNo.1候補
- プノン・バケン：夕日スポットの定番（入場人数制限あり）
- バンテアイ・スレイ：精緻彫刻の最高峰（市内から遠め／半日コース向き）
- ベンメリア：密林の巨大廃墟、“秘境感”を求める人に人気
まとめ：答えは「カンボジア」。初めては“効率重視”が正解
アンコールワットはカンボジア・シェムリアップにある世界遺産。初めてなら朝日×主要遺跡を軸に日本語ガイド付きで回すと、歴史背景と鑑賞ポイントが腹落ちして満足度が段違いです。
